おはようございます!
社員満足度向上コンサルタントをしております、
社会保険労務士の清永仁です。
会社が決めた懇親会や、研修に参加しない社員がいて困ったことはありませんか?
今回は「会社が決めたことに参加しない社員の対処法と注意点」
について、お話させていただきます。
■対処法1『理由を聞き、本音を探る』
基本ですが、なぜ参加しないのか理由を聞きます。
思わぬところに不満を感じている場合もありますので、
しっかりと思っていることを聞き出すのがポイントです。
もし不満が理由の場合、
不満に耳を傾けて社員の気持ちを理解してあげることが大切です。
理解した上で、不満を解消されるよう話し合いを行います。
■対処法2『参加するメリットを伝える』
例えば、
・社内での親睦を深める
・親睦を深め、仲が良くなれば日々の仕事が楽しくなる
・ストレス発散になる
・新しい知識を取得でき、成長に繋がる
・周囲の協力を得やすくなる
などです。
自分が考えてもいなかったメリットがあることを知ると、
参加してくれる確率がグッと上がります。
特に、懇親会や研修に必要性を感じていなかった社員に効果的です。
■対処法3『できるだけ懇親会や研修の費用を負担する』
小さな会社では難しいところもあると思いますが、
できるだけ懇親会や研修の費用を出して、社員の負担を軽くしてあげてください。
全部でなくて一部でもいいです。
「懇親会の費用を半分負担する」「研修の時間も半分は労働時間とみなす」などです。
やはり、メリットを感じていてもお金の面で参加を迷う社員はいるものです。
そこの負担をなるべく取り除いてあげるのです。
確かに、
短期的にみれば、お金の面で損をすることになります。
しかし、
長期的にみれば、参加率が高まることで、
・社員のモチベーション向上に繋がる
・生産性が上がり、業務効率が上がる
・職場の雰囲気が明るくなる
・仕事が楽しいと感じてもらえ、自発的に行動するようになる
など、メリットばかりです。
特に、お金の面で参加を迷っている社員は、元々は参加したいと思っている方も多いです。
そういう方に参加してもらえれば、会社側にも大きなメリットになります。
■1つの注意点
以上、対処法を3つ紹介させていただきましたが、
1つだけ注意していただきたいことがあります。
それは、決して参加を”強制しないこと”です。
あくまで”自発的に”参加してもらえるように仕向けることが重要です。
いやいや参加しても本人の身にならないばかりか、他の社員にも悪影響を与えます。
だから、決して参加を強制することはやめてください。