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【地方集客】WEB集客で売上を倍にする2つの重要指標|初心者向け完全ガイド

こんにちは。

LeadClover社労士事務所の清永です。

地方で個人事業や小さな会社を経営されている皆さん、WEB集客にお悩みではありませんか?

「ホームページは作ったけれど、なかなかお客様に繋がらない」
「SNSも始めたけれど、効果が実感できない」
「WEB集客って何から手をつけていいかわからない」

そんな声をよく耳にします。

実は、WEB集客を成功させるために最も重要なのは、たった2つの数字を理解することなんです。

この記事では、地方の小さな事業者の皆さんが、WEB集客で結果を出すために絶対に知っておくべき2つの数字について、具体的な事例を交えながらわかりやすく解説します。

WEB集客成功の鍵は「2つの数字」にあり

WEB集客を成功させるために、究極を言えば重要なのはこの2つです。

1. アクセス数

→いかにホームページを見てもらうか

2. 成約率

→いかに成約(購入・予約・問い合わせ)に繋げるか

この2つの数字が、あなたのWEB集客の成否を決めると言っても過言ではありません。

なぜなら、

売上 = アクセス数 × 成約率 × 客単価

という公式が成り立つからです。

例えば、月間1000人があなたのホームページを訪問し、そのうち2%の人が問い合わせをしてくれたとすると、月20件の問い合わせが発生します。

しかし、アクセス数が100人しかなければ、同じ成約率2%でも問い合わせは月2件にしかなりません。

WEB集客が上手くいかない原因を特定する方法

WEB集客が思うようにいかない場合、問題は大きく分けて以下のどちらか(もしくは両方)になります。

パターン1:アクセス数不足

そもそもホームページを見てもらえていない状態

パターン2:成約率の低さ

ホームページ内で商品・サービスの魅力が伝わっていない状態

例えば、こんな地方の整骨院があったとします。

A整骨院の場合:

  • 月間アクセス数:50人
  • 成約率:10%
  • 月間問い合わせ:5件

B整骨院の場合:

  • 月間アクセス数:500人
  • 成約率:1%
  • 月間問い合わせ:5件

どちらも同じ5件の問い合わせですが、問題の原因は全く違います。

A整骨院は「アクセス数不足」が問題で、SEO対策やWeb広告でアクセス数を増やす必要があります。

B整骨院は「成約率の低さ」が問題で、ホームページの内容改善が必要です。

このように、まずは自分のビジネスがどちらのパターンなのかを正確に把握することが重要なのです。

数字を把握せずに対策を打つのは危険

厳しい言い方かもしれませんが、現状の数字を把握せずにWEB集客の対策を打つのは、目隠しをして運転するようなものです。

よくある失敗例をご紹介します。

失敗例1:美容室のケース

地方の美容室オーナーSさんは、「お客様が来ない」という理由でSNS投稿を頑張り始めました。

しかし、実際にアクセス解析をしてみると、月間1500人もの人がホームページを見ていることが判明。

問題は集客ではなく、ホームページ上でサロンの魅力が伝わっていないことでした。

SNSに時間をかけるより、ホームページの改善に注力すべきだったのです。

失敗例2:工務店のケース

地方の工務店のTさんは、ホームページを何度もリニューアルしていました。

「デザインが古い」「写真がイマイチ」と、見た目ばかりを気にしていたのです。

しかし、アクセス解析をしてみると、月間のアクセス数はわずか30人。

いくらホームページを綺麗にしても、見てもらえなければ意味がありません。

まずはSEO対策やWeb広告でアクセス数を増やすことが先決でした。

1つ目の数字:アクセス数の正しい見方

Googleアナリティクスは必須ツール

アクセス数に関しては、Googleアナリティクスなどの解析ツールを見れば、すぐに判断することができます。

しかし、驚くことに、アクセス数の確認をしていない事業者さんがけっこう多いのが現実です。

さらに言えば、Googleアナリティクスが導入されていないホームページも少なくありません。

もしあなたのホームページにアナリティクスが入っていない場合は、すぐに確認して導入を依頼しましょう。

※Googleアナリティクスは無料で利用でき、導入費用は業者にもよりますが数千円程度で済むことが多いです。

重要な指標:月間アクティブユーザー数

Googleアナリティクスでは、様々な数字を見ることができますが、最初に注目すべきは「月間アクティブユーザー数」です。

この数字は、1ヶ月間にあなたのホームページを訪問した実際の人数を表しています。

目安:月間1000アクティブユーザー

業種や地域によっても違いますが、地方の小さな事業者の場合、まずは「月間1000アクティブユーザー」を目標にすることをおすすめします。

ただし、これはあくまで一般的な目安です。

例えば:

  • 飲食店:商圏が狭いので500~800でも十分な場合がある
  • 専門的なBtoBサービス:100~300でも質の高いアクセスなら問題ない
  • ECサイト:全国展開なら3000~5000は欲しいところ

重要なのは、業界や地域の特性を理解した上で、適切な目標数値を設定することです。

アクセス数が少ない場合の対策

月間アクティブユーザー数が目標に達していない場合は、以下の対策を検討しましょう。

1. SEO対策の強化

  • 地域名+業種でのキーワード対策
  • Googleマイビジネスの最適化
  • 定期的なブログ更新

2. Web広告の活用

  • Google広告(検索連動型広告)
  • Facebook・Instagram広告
  • 地域情報サイトへの掲載

3. SNSマーケティング

  • 地域に根ざした情報発信
  • お客様との交流促進
  • 口コミの促進

2つ目の数字:成約率の重要性

成約率とは何か

成約率とは、ホームページを訪問した人のうち、実際に問い合わせや購入などのアクション(成約)を起こした人の割合のことです。

計算式:成約率 = 成約数 ÷ アクセス数 × 100

例えば、月間1000人がホームページを訪問し、そのうち20人が問い合わせをした場合、成約率は2%となります。

アクセス数だけでは意味がない

どれだけアクセス数があっても、ホームページ内で商品やサービスの魅力が伝わっていなければ、集客は難しいのが現実です。

現代のお客様は、複数のお店やサービスのホームページを見比べて来店や購入を決定します。

つまり、比較されても選ばれるホームページである必要があります。

選ばれるホームページの条件

お客様に選ばれるホームページには、以下の要素が必要です。

1. 明確な強みの提示

  • 他店との違い
  • 選ばれる理由
  • 独自のサービス

2. 信頼性の演出

  • お客様の声・口コミ
  • 実績・資格の明示
  • スタッフの顔が見える情報

3. わかりやすい情報設計

  • 料金体系の明示
  • サービス内容の詳細
  • アクセス・営業時間などの基本情報

地方美容室の成約率改善事例

地方で美容室を経営するMさんのケースをご紹介します。

改善前:

  • 月間アクセス数:800人
  • 成約率:0.5%
  • 月間予約:4件

改善後:

  • 月間アクセス数:800人(変わらず)
  • 成約率:3%
  • 月間予約:24件

何を改善したかというと:

  1. スタイリストの顔写真とプロフィールを追加
  2. Before&Afterの写真を大量掲載
  3. お客様の口コミを定期的に更新
  4. 料金表をわかりやすく整理
  5. Web予約システムの導入

アクセス数は全く変わらないのに、成約率の改善だけで月間予約数が6倍になりました。

数字を見える化する最強コンビ:アナリティクス×ヒートマップ

Googleアナリティクスの限界

Googleアナリティクスは非常に優秀なツールですが、「どこを見て、どこを見ていないか」「どこで離脱したのか」といった詳細なユーザー行動まではわかりません。

ヒートマップツールの威力

そこで活躍するのが「ヒートマップ」というツールです。

ヒートマップを導入すると、以下のことがわかります:

1. クリックヒートマップ

  • お客様がどこをクリックしているか
  • 期待通りにボタンが押されているか

2. スクロールヒートマップ

  • どこまでページを見てくれているか
  • どこで離脱する人が多いか

3. アテンションヒートマップ

  • どの部分をよく見ているか
  • 逆に全く見られていない部分はどこか

ヒートマップ活用の実例

地方の税理士事務所Nさんの例:

ヒートマップ導入前は、問い合わせボタンがページ下部にしかなく、80%の人がそこまで到達せずに離脱していることが判明。

ページ上部と中部にも問い合わせボタンを設置したところ、成約率が1.2%から2.8%まで改善しました。

おすすめヒートマップツール

地方の小さな事業者におすすめのヒートマップツールを紹介します:

1. Microsoft Clarity(無料)

  • 完全無料で利用可能
  • 基本的な機能は十分

2. Hotjar(有料)

  • より詳細な分析が可能
  • 録画機能も利用できる

3. User Heat(無料プランあり)

  • 日本製で使いやすい
  • サポートが充実

個人的に、「Googleアナリティクス×ヒートマップ」のコンビは、WEB集客を成功させるために欠かせないと考えています。

数字の改善に取り組む順番

STEP1:現状把握

まずは、Googleアナリティクスで現在のアクセス数と成約率を正確に把握しましょう。

STEP2:問題の特定

アクセス数不足なのか、成約率の低さなのか、どちらが主な問題かを判断します。

STEP3:優先順位の決定

一般的には、成約率の改善から始めることをおすすめします。

なぜなら、成約率を改善してからアクセス数を増やした方が、効率的に結果が出るからです。

STEP4:改善実行

具体的な改善策を実行し、定期的に数字をチェックします。

STEP5:継続的な最適化

数字を見ながら、継続的に改善を続けていきます。

まとめ:数字と向き合うことが成功への第一歩

地方で個人事業や小さな会社を経営されている皆さんにとって、WEB集客は今や避けて通れない重要な集客手段です。

しかし、なんとなく感覚で取り組んでいても、なかなか結果は出ません。

重要なのは、以下の2つの数字としっかり向き合うことです:

1. アクセス数(月間アクティブユーザー数)
2. 成約率

この2つの数字を定期的にチェックし、問題がある方を重点的に改善していく。

そして、Googleアナリティクスとヒートマップを活用して、お客様の行動を数字で把握する。

これができれば、あなたのWEB集客は必ず改善します。

「数字を見るのは面倒」 「難しそう」

そう思われるかもしれませんが、慣れてしまえば月に30分程度のチェックで十分です。

その30分が、あなたのビジネスの未来を大きく変える可能性があります。

ぜひ今日から、この2つの数字と向き合ってみてください。

きっと、今まで見えなかった改善点が見つかるはずです。


今すぐできること:

  1. 自分のホームページにGoogleアナリティクスが入っているか確認する
  2. 月間アクティブユーザー数をチェックする
  3. 問い合わせ数から成約率を計算してみる
  4. ヒートマップツールの導入を検討する

小さな一歩から始めて、着実にWEB集客を成功させていきましょう。

清永 仁
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