中小企業の社長の場合、
人事に力を入れている方はあまりいないのが現状です。
特に、1人で会社を立ち上げて一生懸命やってきた方ほど、その傾向があります。
確かに、まずは売上を上げて食べて行くことが先決なので、
最初は人事に力を入れている場合ではないでしょう。
さらに、
会社を立ち上げた時は、社員もいない場合が多いので、
人事の重要度はさほど高くないです。
しかし、従業員が増えていっても、
”売上重視で人事にはほとんど関心がないまま”
というのは、とても問題です!
なぜならば、
”短期的”には売上UPが重要ですが、
”長期的”には人事が売上よりも重要
と言っても過言ではないからです。
起業してから、その会社が倒産する確率のデータがあるのですが、
そのデータによると、
・1年以内の倒産率、約40%
・10年以内の倒産率、約90%
だと掲載しています。
そして、さらにデータを細かく見ていくと、
・1年以内に倒産した方は、”売上UP”&資金繰りがうまく行かずに倒産
・10年以内に倒産した方は、”社員の使い方”&資金繰りがうまく行かずに倒産
のケースが多いらしいです。
※もちろん資金繰りがうまいことは、必要不可欠です。
入ってくるお金より使うお金の方が多ければ、
どんなに売上を上げてもうまくいかないのは当然ですね。
あの経営コンサルタントの『神田昌典』さんも、
成功するためには壁があり、
・第1の壁は、売上が上げれるかのマーケティングにかかっている
・第2の壁は、人をうまく使えるかにかかっている
・そして、第2の壁の方が高い。
とおっしゃっています。
僕もその通りだと思います。
そして、やっかいなのは、
売上を上げることよりも、人をうまく使う方が難しいということです。
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『長期的に売上を上げたいなら、人事に力を入れるのは絶対に必要』