こんにちは。
LeadClover社労士事務所の清永です。
地方で事業を営む皆さん、デザインのお悩みはありませんか?
チラシ、名刺、SNS投稿、ブログ用画像…
集客のためにはビジュアルが重要だと分かっていても、
「デザイナーに頼むほど予算がない」
「急ぎで必要なのに間に合わない」
「毎回外注するのは現実的じゃない」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
実は私も同じ悩みを抱えていました。
しかし、Canvaというツールと本格的に向き合ったことで、その悩みが一気に解決したんです。
今回は、私がCanvaに感動した理由と、地方の個人事業主や小さな会社でも活用できる具体的な使い方をお伝えします。
なぜCanvaを本格導入することになったのか
YouTube再開で直面した課題
実は最近、YouTubeを再開することにしました。
補助金関係の情報発信が中心なのですが、ここで大きな問題に直面したんです。
それはサムネイル作成の問題でした。
これまでの流れはこうでした。
- 動画撮影
- サムネイル制作をデザイナーに依頼
- サムネイル完成まで待機
- 動画投稿
速報性の重要性
特に補助金情報は速報性が命です。
新しい制度が発表されたら、できるだけ早く情報をお届けしたい。
でも、デザイナーさんに依頼していると、どうしても数日のタイムラグが生まれてしまいます。
もちろんプロに依頼する方が質の高いサムネイルができるのは分かっています。
でも、スピードを重視するなら自分で作れるようになった方がいい。
そう思って、Canvaの有料版を本格的に使ってみることにしたんです。
Canvaの無料版と有料版の違い
これまでの私のCanva体験
実は以前から、Canvaの無料版は何度か使ったことがありました。
簡単なチラシを作ったり、ブログ用の画像を作ったり。
「便利なツールだな」という印象はありましたが、本格的に使い込んだことはありませんでした。
有料版への切り替えを決断
今回、YouTubeサムネイルを継続的に作る必要が出てきたので、思い切って有料版(Canva Pro)に切り替えました。
使ってみて驚いたのは、無料版では使えない機能の豊富さです。
特に私が感動した3つの機能をご紹介します。
感動した3つの神機能
1. 背景除去機能:プロ級の画像編集が一瞬で
こんな場面で困っていませんか?
私の場合、セミナーや動画撮影で撮った写真を使いたいのですが、背景にホワイトボードやデスク、書類などが映り込んでいることがよくあります。
人物だけを使いたいのに、背景が邪魔で使えない…
そんな経験はありませんか?
背景除去機能の威力
Canvaの背景除去機能を使えば、ワンクリックで背景が消えます。
本当に一瞬です。
例えば、
- セミナー中の写真から、背景の参加者や会場を削除
- 商品写真から、不要な背景を削除
- スタッフの写真から、オフィスの雑多な背景を削除
これまでPhotoshopなどの専門ソフトが必要だった作業が、Canvaならボタン一つで完了します。
2. マジックリサイズ:一つの画像を様々な用途に活用
SNSごとに画像を作り直していませんか?
Instagram用に正方形の画像を作ったけど、
今度はFacebook用に長方形が必要…
YouTube用には16:9の比率が必要…
ブログ用には4:3がいい…
同じ内容なのに、サイズごとに一から作り直すのは時間の無駄ですよね。
マジックリサイズの便利さ
マジックリサイズ機能を使えば、一つの画像を様々なサイズに瞬時に変換できます。
具体例:
- Instagram用の正方形画像 → YouTube用の16:9に変換
- チラシ用の縦長画像 → ブログ用の横長画像に変換
- 名刺用の画像 → ポスター用のサイズに変換
画像の中身は自動で調整されるので、一度作った画像を使い回しできるんです。
これは特に、限られた時間で多くのメディアに対応しなければならない地方の個人事業主には本当にありがたい機能です。
3. ブランドキット:統一感のあるデザインを実現
統一感のないデザインの問題
私の会社のテーマカラーは緑です。
YouTubeのサムネイルも、すべて緑で統一したいと思っていました。
でも、緑と一口に言っても、
- 深緑
- 明るい緑
- 黄緑
- エメラルドグリーン
など、たくさんの種類があります。
テンプレートごとに微妙に違う緑が使われていて、統一感が出せずに困っていました。
ブランドキットで解決
ブランドキット機能を使えば、自分の会社のテーマカラーを登録できます。
一度登録してしまえば、どのテンプレートを使っても、ワンクリックで自分のブランドカラーに変更可能。
例えば:
- 青いテンプレートを気に入った → ブランドカラーの緑に変更
- 赤いテンプレートが良い → 緑に統一
- 複数の緑が混在している → 全て同じ緑に統一
これで、ブランドの統一感を簡単に保てるようになりました。
地方事業者がCanvaを活用すべき理由
1. コストパフォーマンスの高さ
地方の個人事業主や小さな会社にとって、デザイン費用は大きな負担になることがあります。
- チラシ1枚:5,000円〜10,000円
- バナー画像1枚:3,000円〜8,000円
- ロゴデザイン:30,000円〜100,000円
これが毎月、毎週必要になると、かなりの出費です。
Canva Proは月額1,500円程度で、
無制限に使えるんです。
2. スピード対応が可能
地方のビジネスでは、急な案件や地域のイベントに対応する機会が多いですよね。
- 明日までにチラシが必要
- 今週末のイベント用ポスターを作りたい
- 急に決まった広告用の画像が必要
外注していては間に合わない案件も、Canvaがあればその場で対応できます。
3. 地域性を活かしたデザインが可能
地方のビジネスには、その土地ならではの特色があります。
- 地域の風景を背景に使いたい
- 方言や地域の文化を取り入れたい
- 地域密着型のメッセージを伝えたい
外部のデザイナーに依頼すると、こうした地域性を理解してもらうのに時間がかかることがあります。
自分で作れば、地域の特色を自由に表現できます。
初心者でも安心:Canvaの使いやすさ
直感的な操作
Canvaの最大の魅力は、専門知識がなくても使えるということです。
私も最初は不安でしたが、実際に使ってみると、想像以上に簡単でした。
基本的な操作
- テンプレートを選ぶ
- 文字を変更する
- 色を変更する
- 画像を追加・変更する
- ダウンロードする
これだけで、プロっぽいデザインが完成します。
豊富なテンプレート
「デザインのセンスがない」と心配される方もいるかもしれませんが、Canvaには何万ものテンプレートが用意されています。
業種別のテンプレートも充実していて、
- 飲食店向け
- 美容院向け
- 士業向け
- 小売店向け
- サービス業向け
など、自分の業種に合ったデザインを簡単に見つけられます。
具体的な活用例
1. YouTubeサムネイル作成
私が実際に行っている手順をご紹介します。
Step 1:テンプレート選択
- YouTube用のテンプレートを選択
- 補助金・助成金関連に合いそうなデザインを選ぶ
Step 2:色の統一
- ブランドキットを使って、全体を緑に統一
- 文字色も読みやすい色に調整
Step 3:文字の変更
- 動画のタイトルに合わせて文字を変更
- フォントサイズを調整して見やすくする
Step 4:画像の追加
- 背景除去機能で自分の写真を追加
- 必要に応じて関連する画像を追加
Step 5:最終調整
- マジックリサイズでサイズを確認
- ダウンロードして完成
この流れで、約10分でプロっぽいサムネイルが完成します。
2. 地方イベント用チラシ作成
地方でよくある商工会のイベントや地域のお祭りなど、急にチラシが必要になることがありますよね。
テンプレートの活用例
- 「セミナー・講演会」のテンプレートを選択
- 地域の写真を背景に設定
- イベント情報を入力
- QRコードを追加(Canvaで作成可能)
- 印刷用データとして保存
3. SNS投稿用画像
継続的な情報発信には、統一感のある画像が重要です。
ブランドキットの活用
- 会社のロゴを登録
- テーマカラーを設定
- よく使うフォントを登録
- 定型フォーマットを作成
これで、どのスタッフが作っても統一感のある投稿画像ができます。
Canva導入時の注意点とコツ
1. 最初は時間をかけて設定
初回設定では、以下をしっかり行いましょう。
- ブランドキットの設定
- よく使うテンプレートのお気に入り登録
- フォルダ整理
最初に時間をかけて設定しておけば、後の作業が格段に楽になります。
2. テンプレートは完全にそのまま使わない
テンプレートをそのまま使うと、他の人と同じデザインになってしまいます。
最低限、以下は変更しましょう。
- 色(ブランドカラーに変更)
- フォント
- 一部の画像
- レイアウトの微調整
3. 著作権に注意
Canvaの画像や素材は商用利用可能ですが、一部制限があるものもあります。
特に人物の写真などは注意して使用しましょう。
まとめ:地方事業者こそCanvaを活用しよう
今回、Canvaを本格的に使ってみて、改めて感じたのは「地方の事業者こそCanvaを活用すべき」ということです。
Canvaをおすすめする理由(まとめ)
- コストが安い:月額1,500円程度で無制限利用
- 速攻性がある:急な案件にも即座に対応可能
- 専門知識不要:初心者でも簡単に使える
- 統一感が出せる:ブランドキットで一貫したデザイン
- 多用途対応:一つのツールで様々な用途に対応
こんな方におすすめ
- 個人事業主の方
- 従業員10名以下の小さな会社
- デザイン費用を抑えたい方
- 急な案件に対応する必要がある方
- 地域密着型のビジネスをされている方
最後に
地方でビジネスをしていると、「都市部に比べてリソースが限られている」と感じることがあるかもしれません。
でも、Canvaのようなツールを活用すれば、限られたリソースでも質の高いデザインを作ることができます。
私自身、Canvaを使い始めてから、デザインに関するストレスが大幅に減りました。
そして何より、自分でデザインを作る楽しさを発見できました。
皆さんも、ぜひ一度Canvaを試してみてください。
きっと私と同じように、その便利さに感動すると思います。