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【2025年版】個人事業主・小規模法人におすすめの会計ソフト7選【初心者向け】

はじめに

個人事業主や小規模な会社を始めたばかりの方から、「会計ソフトは何を選べばいいの?」という質問をよく受けます。
実際、私自身も事業を始めた当初は、どのソフトを選ぶべきか本当に悩みました。

数ある会計ソフトの中から、自分に合ったものを選ぶのは簡単ではありません。
しかし、正しい選び方を知れば、経理作業が驚くほど楽になり、本業に集中できるようになります。

この記事では、初心者の方でも迷わずに会計ソフトを選べるよう、主要なソフトの特徴や選び方のポイントを詳しく解説します。

会計ソフトを選ぶ前に知っておくべき基礎知識

会計ソフトの必要性

「まだ売上が少ないから手書きでもいいかな」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、会計ソフトを使うメリットは計り知れません。

会計ソフトを使うメリット

  • 帳簿付けの時間が大幅に短縮される
  • 計算ミスがなくなる
  • 確定申告書類が自動作成される
  • 銀行口座やクレジットカードとの連携で入力作業が自動化される
  • 経営状況がリアルタイムで把握できる

個人事業主と法人の違い

会計ソフトを選ぶ際は、まず自分の事業形態を確認しましょう。

個人事業主の場合

  • 所得税の確定申告が必要
  • 青色申告と白色申告が選択可能
  • 比較的シンプルな会計処理

法人の場合

  • 法人税の申告が必要
  • 複式簿記が必須
  • より詳細な会計処理が求められる

主要会計ソフト徹底比較

三大会計ソフトの特徴

まず、市場シェアの高い三大会計ソフトから見ていきましょう。

1. freee(フリー)

特徴

  • 簿記知識不要で使える設計
  • 質問に答えるだけで帳簿が完成
  • スマホアプリも充実
  • 初心者に最も優しいインターフェース

料金(個人事業主向け)

  • スターター:月額1,298円
  • スタンダード:月額2,618円
  • プレミアム:月額43,780円

こんな人におすすめ

  • 簿記の知識がない
  • とにかく簡単に済ませたい
  • スマホでも作業したい

実際の使用例: 例えば、コンサルティング業の田中さんが10万円の売上を上げた場合、freeeでは「どんな取引でしたか?」という質問に「売上」と答えるだけで、自動的に適切な勘定科目が設定されます。

2. 弥生会計

特徴

  • 老舗会計ソフトの安定感
  • 豊富な機能と柔軟性
  • サポート体制が充実
  • 従来の会計ソフトに近い操作感

料金(個人事業主向け)

  • 白色申告:永年無料
  • 青色申告:年額8,800円〜

こんな人におすすめ

  • 簿記の基礎知識がある
  • 細かい設定をカスタマイズしたい
  • 長期間安定して使いたい

実際の使用例: 税理士事務所で働いた経験のある佐藤さんは、弥生会計の詳細な機能を活用して、月次の損益計算書を自分好みの形式でカスタマイズしています。

3. マネーフォワード クラウド

特徴

  • 家計簿アプリの技術を活用
  • 金融機関との連携が強力
  • 他のマネーフォワードサービスと連携可能
  • 中小企業にも対応

料金(個人事業主向け)

  • パーソナルミニ:月額1,078円
  • パーソナル:月額1,408円
  • パーソナルプラス:月額39,336円

こんな人におすすめ

  • 銀行口座の管理もしっかりしたい
  • 複数の金融機関を使っている
  • ある程度の簿記知識がある

実際の使用例: オンラインショップを運営する山田さんは、複数の銀行口座と複数のクレジットカードを使っていますが、マネーフォワードなら全て自動で取引データを取得してくれるので、手入力の手間が大幅に削減されています。

無料で使える会計ソフト

コストを抑えたい方におすすめの無料会計ソフトもご紹介します。

aoiro(アオイロ)

特徴:

  • 完全無料(Windows版)
  • 青色申告に特化
  • シンプルで使いやすい
  • 余計な機能がない分、迷わない

制限事項

  • 個人事業主のみ対応
  • 青色申告専用
  • Mac版は有料

こんな人におすすめ

  • とにかくコストを抑えたい
  • 青色申告を予定している個人事業主
  • シンプルな機能で十分

実際の使用例: フリーランスのデザイナー鈴木さんは、年間の経費が少なく取引も単純なため、aoiroの無料版で十分に確定申告の準備ができています。

その他の無料ソフト

フリーウェイ経理Lite

  • 個人事業主向け
  • 基本的な機能のみ
  • サポートは有料

Main財務管理

  • 法人向け
  • 中小企業に特化
  • 無料版でも十分な機能

簿記知識レベル別おすすめソフト

簿記知識がない方

第1位:freee

  • 簿記の「ふ」の字も知らなくても大丈夫
  • 質問形式で自然に帳簿が完成
  • スマホでの操作も直感的

第2位:aoiro(個人事業主のみ)

  • 無料で使える
  • 必要最小限の機能に絞られている
  • 青色申告なら十分

簿記3級程度の知識がある方

第1位:マネーフォワードクラウド

  • 基本的な簿記知識があれば効率的に使える
  • 金融機関連携が強力
  • 他のクラウドサービスとの連携も可能

第2位:弥生会計

  • 従来の会計ソフトに近い操作感
  • 豊富な機能とカスタマイズ性
  • 長期間の安定利用が可能

簿記2級以上の知識がある方

第1位:弥生会計

  • 詳細な設定とカスタマイズが可能
  • 複雑な会計処理にも対応
  • 税理士との連携もスムーズ

第2位:マネーフォワードクラウド

  • 高度な分析機能
  • 他部門との連携機能
  • 成長に合わせてプランアップ可能

事業形態別おすすめ会計ソフト

個人事業主向け

売上1000万円未満の場合

  1. aoiro(無料で済ませたい場合)
  2. freee(簿記知識なし)
  3. 弥生会計(コストパフォーマンス重視)

売上1000万円以上の場合

  1. freee(操作の簡単さ重視)
  2. マネーフォワードクラウド(連携重視)
  3. 弥生会計(機能の豊富さ重視)

法人向け

従業員5名以下の場合

  1. freee(初心者でも安心)
  2. マネーフォワードクラウド(金融機関が多い場合)
  3. 弥生会計(税理士と連携する場合)

従業員6名以上の場合

  1. マネーフォワードクラウド(拡張性重視)
  2. 弥生会計(安定性重視)
  3. freee(使いやすさ重視)

実際の選び方のステップ

ステップ1:自分の状況を整理する

まず、以下の質問に答えてみましょう

  1. 個人事業主ですか?法人ですか?
  2. 簿記の知識はどの程度ありますか?
  3. 月間の取引数はどのくらいですか?
  4. 使っている銀行口座・クレジットカードは何枚ですか?
  5. 月にかけられる費用はいくらまでですか?

ステップ2:候補を3つに絞る

上記の質問の答えを基に、3つの候補に絞りましょう。多すぎると迷ってしまいます。

ステップ3:無料トライアルを活用する

ほとんどの有料会計ソフトには無料トライアル期間があります。
実際に使ってみることで、自分に合うかどうかがわかります。

各ソフトの無料トライアル期間

  • freee:30日間
  • 弥生会計:最大2ヵ月間
  • マネーフォワードクラウド:30日間

ステップ4:実際のデータで試す

トライアル期間中は、実際の取引データを入力してみましょう。デモデータではなく、リアルなデータで試すことが重要です。

よくある質問と回答

Q1:途中で会計ソフトを変更することはできますか?

A:可能ですが、データの移行作業が必要になります。
そのため、最初の選択が重要です。ただし、年度の区切りで変更すれば、それほど大きな問題にはなりません。

Q2:クラウド型とインストール型、どちらがいいですか?

A:現在はクラウド型がおすすめです。理由は以下の通りです:

  • 自動でソフトがアップデートされる
  • どこからでもアクセス可能
  • バックアップの心配がない
  • 税制改正に自動対応

Q3:税理士に依頼している場合、どのソフトを選べばいいですか?

A:まず税理士に相談しましょう。
税理士が使い慣れているソフトに合わせることで、連携がスムーズになります。

Q4:複数の事業を行っている場合はどうすればいいですか?

A:事業別に会計ソフトを分けるか、部門別管理機能があるソフトを選びましょう。
freeeやマネーフォワードクラウドなら、プロジェクト別の管理が可能です。

まとめ:あなたに最適な会計ソフトを見つけよう

会計ソフト選びで最も重要なのは、「自分の状況に合ったソフトを選ぶこと」です。

初心者の方なら

  • 個人事業主 → freee または aoiro
  • 法人 → freee

ある程度の知識がある方なら

  • 個人事業主・法人ともに → 弥生会計またはマネーフォワードクラウド

選択のポイント

  1. 簿記知識のレベル
  2. 事業規模と取引量
  3. 予算
  4. 使いやすさの重要度
  5. 将来の拡張性

どのソフトを選んでも、無料トライアル期間があるので、実際に使ってみることが一番大切です。
自分に合った会計ソフトを見つけて、経理作業を効率化し、本業に集中できる環境を作りましょう。

会計ソフトは事業を支える重要なツールです。この記事を参考に、あなたのビジネスを成長させる最適なパートナーを見つけてください。

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