前回の記事の続き
経営理念・方針を共有するには、まず社員みんなにしっかりと伝えることが重要です。
経営理念はあるが、ただの飾りになっているケースが多々あります。
そして、経営理念を具体的にする、
言い換えれば、社員に分かりやすいようにするということです。
抽象的過ぎると分かりにくいので、社員の心に響きません。
経営理念を具体的にするポイントは次の3つです。
・顧客に対してどんな価値を提供するのか?
・社会に対してどんな貢献をしていくのか?
・社員にとってどんな魅力があるのか?
注意していただきたいのは、
経営理念・方針は、1度作れば終了ではないということです。
できれば毎年見直しを行い、よりいいものへと変化させていってください。
理由は、定期的に見直しを行わないと、
経営理念・方針がただの飾りになってしまう可能性があるからです。
定期的にに見直しを行い社員に伝えることで、
経営理念・方針を社員に浸透させる効果が期待できます。
つまり、経営理念・方針を共有するには、
経営理念・方針を繰り返し社員に対して、”説明”することが必要
だということです。
ただし、
経営理念・方針をただ読み上げたり、社員に唱えさせるだけでは効果はうすいです。
しっかりと、なぜこの経営理念・方針なのかを”説明”することが重要です。
次に、共有する上で必要なことは、理念や方針を作るだけでなく、
具体的なゴールを設定して、そこにたどり着くまでの道筋を示し、
社員がどのように動けばいいのか理解できるところまで落とし込むことです。
つまり、
社員が”何をどう頑張ればよいのか”をしっかり理解させることが必要です。
どう動けばいいのかが分かることで、常に理念・方針を意識する必要がありますので、
経営理念・方針の共有にとても効果があります。
具体的な方法として、
・数値目標を示す(1年後など期間を定めて)
・誰が誰に何をするのかを示す
・その行動の意義を示す
などがあります。
特に、数値目標が使いにくい経理や人事の方には、
その行動の意義を示すことはとても重要です。