おはようございます!
従業員満足度向上コンサルタントをしております、
社会保険労務士の清永仁です。
今回は、社長の心構えの中でも特に重要な
「社員の心の声を”聴く”」
について、お話させていただきます。
■「不満」や「不安」があれば自ら動くことはない
社員の心の中に「不満」や「不安」がある限り、
何かを伝えても聞いてはくれないし、受け入れてもくれません。
仕事なので指示したことはするでしょうが、それ以上はありません。
言われたことだけを淡々とこなす社員で止まってしまいます。
いくらモチベーションアップを図ろうと、
心が「不満」や「不安」でいっぱいなら入り込む隙間がないのです。
だから、その場合にあなたがするべきことは、
社員の「不満」や「不安」を吐き出させて隙間を作ってあげることです。
隙間がないのに無理に詰め込もうとしても、相手には決して伝わりません。
■社員の話をしっかり”聴く”
「不満」や「不安」を吐き出させるために必要不可欠なのが、
社員の話をしっかり”聴く”ことです。
”聞く”ではなく”聴く”です。
なぜならば、
聞くは、理解しようがしまいが聞いたことになりますが、
聴くは、相手を理解しなければ聴いたことにはならないからです。
つまり、
「不満」や「不安」を吐き出させるには、相手を理解することが必須になります。
自分に置き換えてみると分かると思います。
あなたに「不満」や「不安」があって、それを聞いてもらったとします。
しかし、相手が理解を示さずにただ聞いてるだけでしたら「不満」や「不安」は取り除かれるでしょうか?
そうはならないですよね。
だから、しっかりと”聴く”ことが重要なのです。
■聴くときのポイント
聴く際に次のポイントがあります。
・必ず1対1で聴く
・聴くことに”専念”する
・怒るために聴くわけでなく、「理解するために聴く」ということを伝える
・相手のペースに合わせ、決して答えを催促しない
・できるだけYES/NOで答えれる質問をしない
また、社員があなた自身に対して「不満」や「不安」を口にする場合もあります。
その場合、反論をしたくなるかも知れませんが、ここはグッとこらえてください。
そして、
自分にも非があったならばそれを認め、それを改善するよう努力すると伝えてみてください。
社員からすれば「怒られるかも」と恐る恐る口にした言葉だと思いますので、
そこで理解を示せば大きく「不満」や「不安」を取り除くことができます。
ここができるかできないかで大きく違います。
■まとめ
本日のまとめです。
・「不満」や「不安」がある限り、社員は自ら動かない
・まずは社員の心の声をしっかり”聴いて”、相手を理解してあげることが必要
・もしあなたに対しての「不満」だったとしても、決して反論せず理解を示すことが重要
以上、ここまで読んでくれてありがとうございました。