前回の記事の続き
社員の望んでいることが分かりましたら、
いよいよ会社の目標と社員の目標を結びつける作業に入ります。
理想として、社員が頑張ることで
”社員自身の能力UP+会社の業績UP”
の両方が達成されることです。
これは非常に難しいですが、ポイントをお伝えいたしますので、
できるだけ両方が達成できることを目指してください。
ここをしっかりと行うことで、非常に強い組織をつくることができます。
ポイントは以下の3つです。
1.”必ず”面談で行う
社員の磨きたい能力と会社の求める能力を、なるべく一致させる必要がありますので、
十分な時間をとってしっかりと話し合ってください。
決して、会社側のみの判断で作成したキャリアプランなどを、一方的に提示するようなことはやめてください。
前回お話させていただいた自己申告制度などで社員の望みが分かったつもりになり、
また、手間をかけたくないという理由でキャリアプランを勝手に作成する方がいます。
ですが、面談もしないでキャリアプランを提示しても、うまくいくことはほとんどありません。
2.しっかりと社員に”納得”してもらう
ここが1番重要です。
面談を必ず行っていただくのも、社員が”納得”することが絶対に必要だからです。
以前の記事でもお話させていただきましたが、人は自分で決めたこと以外には意欲がわかない。
だから、必ず社員の納得の上で実施するようにしましょう。
しかし、この社員の納得を得ることが非常に困難です。
ここがうまくいくかどうかは、面談を行う社長、管理職の方に左右されるからです。
やはり、
普段からしっかりと”信頼関係”を築いておくことが、ここでも重要だということです。
3.定期的に面談を行う
キャリアプランを作成し、社員の納得を得て、無事に実施したとしても終わりではありません。
最低でも3ヶ月に1度は面談を行うようにしてください。
「プラン通りに行かない」「能力が上がっている実感がない」など、
様々な問題が発生しているはずです。
これを放っておくとまたモチベーションが下がってしまいますので、
定期的に面談を行い”支援”をしてあげてください。
以上3つのポイントをお話させていただきました。
最近の若い人達は、やらされる仕事に関しましては動きが鈍い傾向にありますが、
やりたいことに関しましては、率先して動く傾向にありますのでぜひ実施してみてください。