おはようございます!
従業員満足度向上コンサルタントをしております、
社会保険労務士の清永仁です。
今回は、前回の続きでリーダーシップの土台となる
「社員から信頼を得るためには?_後編」
について、お話させていただきます。
前回の記事はこちらから
「社員から信頼を得るためには?_前編」
■信頼を得るために必要な3つの原則
信頼を得るために必ず必要な、3つの原則があります。
1.社員を思いやり、大切にする
2.誠実である(嘘をつかない等)
3.感謝の言葉を伝える
この3つの原則を守っていれば、信頼貯金はどんどん貯まっていくでしょう。
逆に、この3つのどれか1つでもおろそかにすれば、
社員から信頼を失っていき、信頼貯金が貯まることはないと思ってください。
余談ですが、
夫婦の仲が悪い方は、この3つのどれか1つ以上ができていないそうです。
特に「感謝の言葉を伝える」をできていない方が多く、
そのため信頼貯金が減っていき仲が悪くなる傾向にあるそうです。
やはり、
一緒にいる時間が長いとだんだんと相手に気を使わなくなり、
接し方が厳しくなってきてしまうみたいですね。
話を戻します。
この機会に考えて欲しいのですが、
・あなたは社員を大切に扱っていますか?
・嘘などつかず、誠実に接していますか?
・社員に感謝の言葉を伝えていますか?
おそらくですが、全てをできている方は少ないのではないでしょうか?
逆に、
・給料払って働かせてやってるんだからもっと感謝しろ
・社長の指示に従うのは当然だ
・社長なんだから少しぐらい仕事中に遊んでも大丈夫だろう
などと考えていれば、信頼を得ることは不可能です。
(ここまで酷い方は少ないですが、似た考えの方は非常に多いです。)
もちろん、社員もあなたの会社で働いている以上、
感謝をすることは必要ですし、指示にも従う必要もあります。
しかし、だからといって社長からは感謝を示さない、
自分勝手な指示をする、などが許されるわけではありません。
社員は社長の行動をよく見ているものです。
「大切に扱われてない」「嘘をついている」「感謝の言葉がない」
と社員が感じれば、信頼貯金はみるみる減っていくことになります。
■習慣になるまで続ける
信頼貯金が貯まるのは時間がかかるし、
日頃から3つの原則を守ることに乗り気でない方もいると思います。
ですが、続けていれば習慣になります。
習慣になればそれが当たり前になって苦ではなくなりますので、
ぜひ頑張ってみてください。
個人差はありますが、だいたい1ヶ月程度やれば習慣になると思います。
そして、人には返報性の法則というものがあり、
もらったものは返そうと思うものです。
日頃から3つの原則を守っていれば、
あなたに対する社員の接し方が、今までとは違うものになるはずです。
最終的には、モチベーションアップや社員満足度の向上、
質の高い仕事による顧客満足度の向上に繋がっていくことでしょう。
ぜひ、今からでも3つの原則を実践してみることをオススメします!
■まとめ
前回と今回の記事のまとめです。
・リーダーシップを発揮したいなら”信頼貯金”を貯めることが必要
・自分の日頃の行動を見直し、信頼貯金を貯める行動ができているか確かめる
・”社員が”社長の行動に対して、どう思っているかが重要
(社長自身がどう思っているかは関係無い)
・信頼を得るには、3つの原則を守る
「1.社員を思いやり、大切にする」
「2.誠実である(嘘をつかない等)」
「3.感謝の言葉を伝える」
・1ヶ月もすれば習慣になるので、今日からでも3つの原則を実践する
以上、ここまで読んでくれてありがとうございました!