おはようございます!
従業員満足度向上コンサルタントをしております、
社会保険労務士の清永仁です。
今回は、
「育てる前に教える側の「足場」を固める_②」
について、お話させていただきます。
前回の記事はコチラから
「育てる前に教える側の「足場」を固める_①」
■社員を育てる3つのポイント
ディズニーでは、社員を育てるにあたって、
基本的に求められているポイントがあります。
次の3つがそのポイントです。
1.教える内容・教え方が論理的である
教える際に、その教える内容の“理由”や“目的”をしっかり説明することです。
「なぜそうするのか」「なんのためにそうするのか」などの、
“Why”や”What”をしっかり伝えることにより、応用の効く社員になります。
算数で例えれば、
ただ公式だけを教えても、公式に当てはまるものだけしか解けません。
仕組みを理解してもらうことで、公式から外れた問題でも解くことができる応用力がつくのです。
2.心理的な工夫がされている
社員に教えるときにも、教えられる側の社員の身になって、
なるべく社員の負担にならないように工夫することが必要です。
例えば、入社したばかりの社員には色々と詰め込むような教え方はせず、
基本的なことにポイントを絞って、簡単なことから教えます。
ステップバイ形式で基礎から順番に、
社員が教えられたことを整理しやすいように工夫されています。
3.教える側が”熱意”をもっている
どんなに教え方がうまくても、“熱意”がなければ社員の心に響くことはありません。
教育プログラム通りにたんたんと教えていても、
社員からすればどこが重要なポイントか分からないのです。
熱意をもって伝えるからこそ、重要なポイントやそうでないポイントの差が、
言い方やアクセントの強さなどで分かります。
セミナーでも人気のある講師は、熱意のある方がとても多いです。
それは、こうした理由があるからです。
社員を本当に育てたいと思うなら、必ず”熱意”をもって教育にあたるようにしましょう。
次の記事へ続く
「育てる前に教える側の「足場」を固める_③」