”社長と管理職(上司)が変われば、組織は変わる”
僕がよく言っている言葉です。
管理職がいる企業の場合、
組織が変わるカギを握る管理職が、日々の業務に追われて忙しいため、
自分が変わることまでに手が回らないケースが多々あります。
僕が関わった企業でも、社長さんはこちらの提案に対して意欲を示し、
積極的に動いてくれているのですが、管理職の方の動きがにぶいため、
なかなかうまくいかないことがありました。
理由としては2つあると考えます。
1つめは、
業務が忙しいことを理由にして、動けるのに”動かない”こと。
2つめは、
本当に業務が忙しいため、手が回らず”動けない”こと。
実際には、2つ目の理由の”動けない“ケースの方が多いです。
僕の実感では、割合的に『7:3』くらいだと思います。
なので、
社員のモチベーションを上げようと思ったら、
管理職の方の業務量をチェックしてみることが必要です。
例えば、営業部門の管理職では、
・管理職になる前:顧客30社を管理
・管理職になった後:顧客30社を管理+部下10人を管理
のように、管理職になる前の業務量は変わっていないのに、
さらに部下の育成が追加されたため、手が回らないケースなどです。
上記のような状態だと、いくら社長が社員のモチベーションUPの改善策を行っても、
管理職は目先の業務成果ばかりに目がいき、どうしても部下への対応が遅れがちになります。
ましてや、自分自身を変えることなど不可能に近いでしょう。
前回までの記事でお話させていただいたように、
モチベーションを上げるには、コミュニケーションの”質”と”量”が必要不可欠なので、
管理職の業務量を適正にする必要があるのです。
そのためには、
管理職のスケジュールの確認や、面談などで、
業務量は適正かをチェックしてみてください。
特に、面談はとても重要です。
その理由については、次の記事でお話させていただきたいと思います。
次の記事へ続く『メンタルヘルスが必要なケースも』