『信頼関係という土台ができた後は?』の2番目は、
“働きがいの醸成(達成感など)”です。
現在の日本は、経済的に豊かになったことで、
もはや金銭的な方法のみでモチベーションを上げるのは難しくなっています。
今は、「目標を達成できると◯◯%給与をUPする」
などの金銭的な報酬よりも、”非”金銭的な報酬を与える方が効果があります。
では、非金銭的報酬とは何なのか?
それは、”達成感”です。
仕事に達成感を感じることができれば、
社員のモチベーションはグングン高まっていきます。
モチベーション理論を唱えたハーズバーグも
”仕事の達成感を感じれば感じるほど、仕事へのモチベーションは高まっていきます”
と言っています。
それでは達成感を感じるようにするにはどうすればいいでしょうか?
営業職などは目標を数値化することができますので、
比較的達成感を感じやすいでしょうが、なかなか数値化しにくい仕事もたくさんあります。
数値化以外の方法として、
・みんなの前で表彰する
非金銭的な報酬の代表的なものです。
効果は大きく、コストもあまりかからず、すぐに実践できる、
といいことづくめなので、まずは表彰からやってみることをオススメします。
詳しいやり方に関しましては、説明すると長くなりますので、
また別の記事にてお話させていただきますm(__)m
・目標を一緒に考え、その目標をクリアさせる
前回の記事とかぶるのですが、
社員のやりたいことを把握した上でキャリアの方向性を一緒に考えます。
そして、ある一定期間ごとに目標を定めて、
それをクリアさせることで達成感を感じれるようにします。
ポイントは以下の2つです。
1.あまり難しい目標にせず、努力すれば必ず達成できる目標にすること
2.相手の”納得”の上で実施すること
繰り返し申しますが、社員の”納得”を得ることは大前提ですので、
お互いが納得できるまで、しっかりと話し合いをしましょう。
・頑張っていると思う社員を、他の社員から発表してもらう
この方法は、達成感を感じることができるし、
社員同士のコミュニケーションも円滑化できるので、とてもオススメです。
ポイントは、
頑張っていると思うところを1つでいいので、具体的に言ってもらうことです。
毎月実施すると発表される方に偏りが出てきますので、
3ヶ月〜6ヶ月に1度くらいのペースでやってみてください。
以上、達成感を感じる方法をいくつか紹介してきましたが、
注意点が1つあります。
それは、
金銭的な報酬も合わせて行うことです。
非金銭的報酬の方が効果がありますが、金銭的報酬が必要ないわけではないです。
賞与を少し多くするなど、あまり大きな金額でなくていいので、
表彰された方・目標をクリアした方などに金銭的な報酬もしっかり行いましょう。
両方を実施することで効果が倍増します!