おはようございます!
従業員満足度向上コンサルタントをしております、
社会保険労務士の清永仁です。
今回は、
「従業員のコミュニケーション能力を高める_③」
について、お話させていただきます。
■社員との面談や話し合い時に注意する2つのポイント
社員のコミュニケーション能力を高めるために、
定期的に面談したり、話し合いをすることは効果的です。
そして、
「どうすれば社員が本音で話してくれるか」「どうすれば社員の力になれるか」
などを社員の立場に立って考える必要があります。
社員の立場に立てないならば、本音を聞き出すことは難しいでしょう。
注意するポイントとして、次の2つがあります。
1.社員が安心して話せる場所を選ぶ
1つ目は、安心して話すことができる環境をつくり、
「安心感」をもってもらうことです。
社員が話す際、人に聞かれたくないこともあるでしょう。
だから、
社員がよけいな心配や不安を感じないですむ場所を選ぶことが重要です。
2.社員がどういう状態かをつかむ
2つ目は、社員が今どういう状態か、
具体的には「心身ともに疲労した状態か、充実した状態か」をみることです。
なぜならば、
疲労した状態のときに「頑張れ」など励ましの言葉をかけても効果は薄いからです。
たとえば、プライベートに何か原因があって落ち込んでいる場合は、
いくら仕事の話をしても、その原因を解決しない限り改善は期待できません。
その場合は、まずプライベートな原因を解決する方が先決なのです。
解決する方法として、カウンセリング的な対応をすることが求められます。
場合によっては、専門家に相談することも視野に入れておきましょう。
逆に、充実した状態であれば、どんどん仕事の話をしても大丈夫です。
効果的なのは、目標を設定させることです。
本人が仕事に対して意欲を燃やしているので、力をアップさせるための目標をつくり、
それをサポートしてあげるのです。
以上のように、社員の状態によって対応を変えることが重要です。
ぜひ、覚えておいてください。